君の不変だけが終わる世界に降る灰の真実である|田村十百朗|RJ01630283【エロアニメーション】

君の不変だけが終わる世界に降る灰の真実である
 

君の不変だけが終わる世界に降る灰の真実である のエロシーン 見どころ

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君の不変だけが終わる世界に降る灰の真実であるの作品情報

君の不変だけが終わる世界に降る灰の真実であるの口コミ評判レビュー

未来の惨禍を回避せんとする私の戦争体験の正当な対価について

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【収録内容】
君の不変だけが終わる世界に降る灰の真実である.mp4
(再生時間:約 48分 35秒)
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ただひたすらテキストが流れ続ける無骨な動画である。
イラストも音声もない。※冒頭5分間の無料サンプル(文字列にぼかし)有り

何を隠そう、この物語は、すべて、フィクションである。

深夜の静寂の中で、私はただ、青白いモニターの光を浴びている。

画面を更新(リロード)する。一時間前と変わらぬ「売上個数:0」の数字が、私の網膜を冷たく射抜く。ページビューだけは、数時間に一度、一、二件と増えている。それが誰かの指の迷いか、あるいは検索エンジンの巡回プログラムによるものだと分かっていても、私はその数字の裏に「買わずに立ち去った人間」の冷笑を幻視してしまう。なぜ読まない。冒頭の数ページで私の人生を値踏みし、ゴミ箱へ捨てたのか。そう憤るたびに、すぐに激しい自己嫌悪が襲う。彼らが正しいのだ。この無価値な文字列に金を払わない彼らは、私よりもずっと正常な判断力を持っている。そんな彼らを呪う私は、人としての最低限の度徳さえ失った、泥中の虫に等しい。

かつて一度だけ、奇跡が起きた。数年前、特定のニッチな検索タグが偶然重なり、私の「手記」風小説が数百円ほどの売上を記録したことがある。あの時、通知の電子音が鳴るたびに、私の震える指は世界の真理に触れたような錯覚を覚えた。あれは実力だった。いや、そうでなくてはならない。もしあれが単なる「まぐれ」であったなら、その後の数年間、なけなしの年金と労働の対価を全て執筆に注ぎ込んできた私の時間は、一体どこへ帰結すればいいのか。あの一瞬の光を「本物」だと思い込むことでしか、私は今夜もキーボードを叩くことができない。どうか、あれは私の才能の片鱗であったということにしておいてほしい。

私は、この執筆という行為を「人生の元を取るための戦い」だと考えている。
失ったものはあまりに多い。妹と二人、戦後の焼け跡で泥を啜り、大人たちの理不尽に耐え抜いた記憶。それを書くために、私は現実の人間関係を断ち切り、友人も、家庭を築く機会も、全てを「ネタ」として消費してきた。今さら筆を折ることは、これまでの数十年の欠落を、単なる「無駄死に」として認めることに他ならない。ランキングの一位に君臨し、数百万の利益を得る。その一発の逆転劇さえあれば、私の惨めな過去は「苦難の末の成功譚」へと鮮やかに反転するはずだ。だからこそ、新作が売れずに絶望の底に沈んだ数分後には、もう次の「絶対にバズる設定」を必死に探している。新しい流行を取り入れれば、次は当たる。その一瞬だけ訪れる全能感という麻薬が、私をこの地獄に繋ぎ止めている。

日中の私は、生活のために深夜の清掃作業に従事している。這いつくばって床を磨くこの老いさらばえた姿は、私にとって「仮の姿」に過ぎない。私は専業のクリエイターであり、今はただ、世間に見出されるまでの潜伏期間を過ごしているだけだ。そう自分に言い聞かせなければ、同年代の者たちが孫を抱き、平穏な老後を謳歌している現実を正視できない。だが、ふとした瞬間に気付くのだ。これはモラトリアムなどではなく、ただの行き止まりではないか、と。そう疑う自分を殺すために、私はまた道具を買い揃える。

今月も、食費を削って最高級のメカニカルキーボードを購入した。指先に馴染む打鍵音さえ手に入れれば、私の文章は「プロ」のそれへと昇華されると信じている。表紙のイラストも、高名な絵師に多額の依頼料を払って描いてもらった。作品の内容は誰にも顧みられないまま、外装と道具だけが豪奢になっていく。この滑稽なアンバランスさが、私の空虚さをさらに際立たせる。

私は、戦争を知っている。
飢えと寒さの中で、妹の小さな手を握り締め、世界を呪ったあの頃。今の私が書いているのは、あの時の理不尽に対する復讐だ。しかし、画面の中の「0」という数字は、私の復讐など世界は何ひとつ望んでいないと告げている。私の体験は、誰にとっても価値のない、凡庸な老人の繰り言に過ぎないのかもしれない。

それでも、私は明日も「新作」の構想を練るだろう。
あの一瞬の「まぐれ」が、いつか永劫の救いに変わるのだと、どうか誰か、そういうことにしておいてはくれないか。そう願いながら、私はまた、更新ボタンを押す指を震わせている。

この度、かつて発表しながらも誰の目にも留まらず、忘却の淵に沈んでいた短編小説を、改めて安価な価格設定で販売することにした。本来であれば、一人でも多くの者に届けるために無料配布とすべきなのかもしれない。だが、私にはそれを許す余裕がない。喉から手が出るほど、金が欲しいのだ。日々の糧を得るための労働さえ危うい今の私にとって、この数枚の硬貨に相当する対価は、尊厳という名の薄氷を繋ぎ止めるための生命線である。

テーマは一貫して「私の戦争体験」だ。断っておくが、この物語は純然たるフィクションである。登場する少年も、失われる命も、すべては私の脳内で造形された虚構に過ぎない。しかし、私はこの虚構を書き終え、世に問い、そして未来へ語り継ぐまで、己の生を終わらせるわけにはいかないのだ。戦争という巨大な暴力が、いかにして個人の魂を蹂躙し、日常を焼き尽くすか。それを言葉に定着させることこそが、老い先短い私に課せられた唯一の使命であると思い込んでいる。

いや、思い込ませてほしい。そうでなければ、これほどまでに売れない物語を書き続ける理由が、どこにも見当たらないからだ。

この「私の戦争体験」を綴った一作が売れないということは、単に私の技術不足を露呈するだけではない。それは、未来の人々がかつての悲劇を顧みる機会を失うという、一種の災いであるとさえ私は確信している。傲慢な言い草だ。自分の駄作が売れないことを、社会の損失にすり替えて正当化しようとする醜悪な自己防衛に他ならない。そうやって大義名分を盾にしなければ、一向に増えない預金残高と、虚空に向かって叫び続けるようなこの孤独に耐えられないのだ。

そして、この沈黙は私個人の生活面においても、直接的な災いとなって降りかかる。今夜の食事をどう工面するかという卑近な恐怖が、常に背後に張り付いている。私の崇高(だと信じたい)な創作意欲は、実際には胃袋の悲鳴と分かちがたく結びついている。この矛盾に、私は吐き気を覚える。高潔なテーマを掲げながら、その実、一握りの小銭を乞うている自分。そんな私を、かつて戦後を生き抜いたあの少年が見れば、軽蔑の眼差しを向けるに違いない。

結局のところ、私は自分を救いたいだけなのだ。この「私の戦争体験」というフィクションが、誰かの手に渡り、対価が支払われる。その瞬間だけ、私は自分がこの世界に存在することを許されたような気がする。どうか、私のこの切実な飢えを、歴史を語り継ぐための情熱であると、そういうことにしておいてほしい。

画面を更新する。相変わらず、数字は動かない。この静止した数字こそが、今の私にふさわしい、残酷なまでの真実なのだろう。